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生成AI規制およびAIガバナンスに関する国際動向調査報告書
2026年7月16日
本ページでは、英国(UK)、米国(US)、欧州連合(EU)における生成AIおよび先端AIシステムに関する法制度、規制政策、AIガバナンス、およびCode of Conduct(行動規範)等の最新動向を整理した調査報告書を公開しています。
本調査は、文部科学省「生成AIモデルの透明性・信頼性の確保に向けた研究開発拠点形成」事業の一環として実施されたものです。同事業は、国立情報学研究所(NII)を中心として、透明性・信頼性の高い生成AIモデルの研究開発を推進するとともに、その安全性、説明可能性、社会的受容性を支える研究基盤の構築を目的としています。特に、生成AIの技術開発のみならず、その適切な社会実装を支える制度設計、ガバナンス、標準化、国際協調の在り方についても重要な研究課題として位置付けられています。
近年、生成AIの急速な発展に伴い、透明性、安全性、説明責任、著作権、個人情報保護、セキュリティなどに関する社会的課題への対応が世界的に求められています。そのため各国・地域では、法的拘束力を持つ規制だけでなく、企業・研究機関・開発者が遵守すべき行動規範(Code of Conduct)、ガイドライン、モデルカード(Model Cards)、ファクトシート(FactSheets)など、多様なソフトローの枠組みが整備されつつあります。これらはAIシステムの透明性や信頼性を高めるための重要なガバナンス手段として注目されています。
本報告書は、EU AI Actをはじめとする法規制の動向に加え、各国政府、国際機関、産業界および研究コミュニティによるCode of Conductや自主的ガバナンスの取組を体系的に整理し、日本における生成AIの透明性・信頼性向上に関する研究開発、制度設計、および社会実装に資する基礎資料として作成したものです。 また、本調査は2026年3月に開催されたAI Regulation Symposiumにおける国際的な議論や海外専門家との意見交換を踏まえ、最新の政策動向と今後の研究課題を広く共有することを目的としています。
調査報告書一覧
本ページでは以下の調査報告書を順次公開しています。
- UK Report:英国におけるAI規制・AIガバナンス動向※2026/8/5更新Jessica Alder, Bhumika Billa, Simon Deakin (University of Cambridge, UK), 石原裕也, 角田美穂子 (一橋大学)
- US Report:米国におけるAI規制・AIガバナンス動向
Merve Hickok (Center for AI and Digital Policy, USA) - EU Report:EU AI Actおよび関連制度の動向
Georg Borges (University of Saarland, Germany) - EU Code of Practice Report:EUにおけるAI行動規範・ガイドライン・ソフトローに関する国際動向調査
David Restrepo Amariles (HEC Paris, France) - StarterKit to EU AI market: 日本AI企業がEU市場に参入する際の注意点
David Restrepo Amariles (HEC Paris, France)
なお、本報告書は研究・教育目的で公開するものであり、法的助言を目的とするものではありません。また、内容は執筆時点における公開情報に基づいており、その後の制度改正等により内容が変更される場合があります。
本報告書が、生成AIの透明性・信頼性の確保に向けた国際的議論の理解を深め、責任あるAI研究開発およびAIガバナンスの発展に貢献することを期待します。




